新年を迎えて

 

皆さん、明けましておめでとうございます。清々しく健やかな新年を迎えておられることと思います。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、昨年は、8月の広島での大規模な土砂災害や9月に発生した御嶽山噴火、10月になって連続して日本列島を襲った大型の台風など、不幸な自然災害が目立った年でした。
一方、スポーツ分野では、ィギアスケートの羽生選手がソチ五輪で金メダルを獲得し、9月に行われたテニスの全米オープンでは錦織選手が準優勝を果たし、その後世界ランク5までランクアップしたことなど、若手選手がこれまでの日本の常識を覆す素晴らしい活躍をしたことなど明るいニュースもありました。

私達、錬聖会にとっても創立10周年を迎えた記念すべき年であり、1116()には多くの選手が集い「錬聖会10周年記念大会」を盛大に開催したことは記憶に新しいところです。
久しぶりに皆さんの試合を見せていただき、高校生最後の年に見事、組手男子の部で優勝した大浦靖矢選手はもとより、皆さんの成長ぶりには目を見張るものがありました。
とりわけ、年少選手が年間見ないうちに格段に上達した姿を見たときには本当にうれしくて涙がこぼれそうになりました。また、最後の各決勝戦で会場が割れんばかりの声援に包まれ、各道場が、そして錬聖会が一体となっていたことは、私以下錬聖会幹部の面々にとってこの上ない喜びを感じた瞬間でした。

今年は、新たな10年のスタートとなります。自分なりに「10年後の自分」という大きな目標()を描き、それを実現するための「今年1年の課題と計画」を明確にして有意義な時間を過ごしていただきたいと思います。一年一年を着実に積み重ねて行けば必ず大きな目標を達成できるものと信じています。お互いに頑張りましょう。そして、次に皆さんの練習や試合を見たときに、またたな感動をください。期待しています。

                                             201511
                    日本空手道錬聖会 会長 森 拓生